JAM日本機械工業労働組合

あたりまえの労働運動をやってます。

2005年04月

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 厳しい状況の中で闘った春闘も、3月26日、組合員125人の参加で終結大会をもって終了した。
 書記長より、今回の春闘はニッキ再生に向かっての交渉であった。赤字額が2億円なることが予想される中、郡山はしご車事故に対するニッキとしての対応、企業再建、信頼の回復と様々な問題があったと、闘争の取り組み経過が報告され、参加者全員の拍手により妥結の提案が了承された。
 今までの春闘と言えば、金額交渉が主だったが、今回の春闘では、会社のあり方について、会社再建をどうやっていくのかを軸に交渉をした。交渉経過の中で経営責任の明確化を求めたりもした。また、2億円の長期借入が発表され、短期での資金調達が難しくなっていることも明らかになった。
 05年度はさらに受注の厳しさが予想され、4月以降のアイドル(閑散期)の問題、残業のやり方、仕事の進め方など様々な課題があるが、この春闘で出された組合員の意見が、今後の会社の発展につながるだろう。会社は組合の声を真摯に受けとめる必要があり、約束したことを実行する決意が必要だ。
 賃上げ 3000円 (0.95%) 夏季一時金 50万円(1.5777ヶ月)

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 ビラを撒いただけで、逮捕されると言う異常な東京都教育員会の「日の丸・君が代」の強制は、またしても53人の教員を処分した。
学校への「戦争教育」導入を阻むため、民主的な教育を求める教員や生徒、市民は、さまざまな形で抵抗を示した。
 式当日へのビラ撒きもその一環であり、とめよう戦争への道!八王子連絡会も山口事務局長(日本機械労組・書記長)を先頭に、八王子の南多摩高校、片倉高校、第二商業高校へ「強制反対」のビラを生徒や教員、保護者に撒いた。各校では校長先生が「ビラを撒くな」「ビラを受け取るな」と脅しをかけてきたが、大勢の仲間ともに数百枚のビラを生徒に渡した。
 第二商業高校では、在校生が描いたパネルを校長先生が「神聖な式場にはそぐわない」と校門の外に排除したことを、同校の教員が「一体誰のための卒業式なのか」と怒りを述べていた。
 教育への国家の介入は、教科書検定も含め、アジア近隣諸国にも不安を与えている。「反日」デモもその一環である。戦前の教育が始まろうとしている。

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