JAM日本機械工業労働組合

あたりまえの労働運動をやってます。

2005年09月

 9月16日に青年女性部の定期大会が開催された。青年女性部は部員が新入社員の減少から少なくなっているが、レクレーション(スキー・スノボー)や組合の行事への協力など、1年間の取り組みを総括し新しい役員体制をつくりあげた。
 来賓には組合から書記長が出席し、青年女性部の活動の重要性を訴えた。また、今回はじめて他労組の青年部からも来賓がきて青年部同士の交流があった。
 大会議事終了後、記念講演として動労千葉を支援する会から講師を招き、「郵政民営化とはなにか」を解説してもらい、民営化反対の学習会をおこなった。また、10月7日のさんたま労働者集会や11月6日の全国労働者集会への参加も訴えられた。
 大会後の交流会は盛大に盛り上がり、青年の若さを発揮していた。

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 郵政民営化で労働者の首が切られる

郵政民営化とは何か。これは、郵便事業を民間企業に変え、国の負担を減らすということだ。民営化をすることでなにが良くなるのだろうか。
 JRの例を取ってみてもわかるように、民営化になったとたん、JRは職員の首切りをはじめとするコスト削減し、安全面より利益重視の経営を行い、尼崎事故が起きてしまった。
これと同じように、郵政民営化が現実になると、38万人いるほとんどの郵便職員が非公務員化され、大量の首切りとなってしまう。また、サービスの向上のためと言う名目で、24時間営業をするなど、労働者に負担だけを与えることになるし、過重労働により過労死などの労働者への労働強化やサービス(スピード)重視の経営による配達車の事故などが増えるなど、安全に不安が残ることは間違いない。
小泉政権は「労働組合が反対している」と法案の敵を労働組合に向けているが、労働組合が自分たちの職場を守るのは当然である。この様な、労働者に不利益になる法案は絶対に阻止しなければならない。

労働者の敵は誰だ

 小泉政権は、構造改革の名の下に何をしてきたのだろうか?
 アメリカに言われるままに、イラクへ自衛隊の派遣。それに伴う、憲法9条の改悪策動。厚生年金の支給年齢の引き上げ。そして、私たちに最も身近に感じられたのは、社会保険料が総額報酬制になり、一時金にも課税されたことだろう。
 しかし、大手企業の利益は好調に向かっているという。企業だけ得をして、私たち労働者が損をしている。これのどこが「痛みを分かち合っている」というのだ。
 口先だけの自民党、小泉政権を倒し、私たちが暮らしやすい政治を作っていかなければならない。

 社会の主人公は労働者だ!

 そのためには、9月11日に行われる衆議院選挙に必ず行くことが条件だ。
 「投票したって変わらないから投票はしない」と言っている人がいるが、少ない数でも集まれば大きな力になる、これは労働組合の団結と同じである。
 小泉政権打倒のため、9月11日は必ず投票所に行こう。 

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 06年度の組合役員(執行委員、職場委員)の研修会を9月3日の午後から八王子工場内で開催。今年の研修会は講演会を2本用意し、学習会的な内容を強めての企画をした。

 最初の講演は中央労金八王子支店より行われ、「多重債務問題への対処法」が話された。「現在2億枚のクレジットカードが発行されている」「多重債務に陥るひとも年々増えており、自己破産する人が1年間に24万人に達している」と現状を説明し、「労金は9%程度であるのに対し、消費者金融の利子は年29%もある。ヤミ金になる10日で1割以上となる」と、安易な消費者金融の利用に警鐘をならした。

 第1講演の後、書記長より企業状況と秋季年末闘争の課題である「60歳代前半の雇用」について説明を行い、第2講演へと進んだ。

 第2講演は、「企業再生と労働組合」と題して、JAM東京航空計器労組の前委員長(写真下段)から同労組におけるたたかいの教訓を聞いた。同労組は、一時企業危機に陥り、人員整理を経験している。
 「経営危機に陥った原因はまず第一に、放漫経営である。官需依存で赤字部門を放置し、環境の変化に対応できなかった」「経営責任を組合は追及し、4年間で6人の経営陣が交代したが、社長は組合には、金銭で解決すればよいと言う無責任な対応だった」と経営の無責任さを批判し、労働組合として「倒産回避と雇用確保を優先した」「年齢条件や募集枠、退職金加算、再就職支援などを交渉し、残ったものの労働条件は変更させなかった」と語ったが、「労働組合の限界も感じた」と本音も交えて講演をしてもらった。

 その後、4つの分散会に分かれ、講演の感想や秋闘課題について論語を行った。分散会の報告とまとめを行い、バスで懇親会場まで行き親交を深めた。
 
 

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