JAM日本機械工業労働組合

あたりまえの労働運動をやってます。

2007年02月

イメージ 1

 企業状況が思わしくない中、単組要求を決定する臨時大会を2月16日に開催し、122人の組合員が集まった。
 委員長が冒頭に企業の状況を話し、07春闘を全組合員の力で闘わなければならないことを訴えた。続いて議案の提案を書記長が行い、安倍政権と日本経団連が進める路線が労働者を犠牲にしており、日機においても「三位一体改革」が大きく影響していることを解説し、07春闘の要求も産別要求から離れて要求せざるを得ない状況だと話し、労務費の削減ばかり行う会社の姿勢も批判した。
 そして、組合が呼びかける3.6春闘集会を成功させることで、この攻撃を打ち返す力を形成できると訴え、集会参加を力説した。

イメージ 1

格差社会は当然?
格差社会が世界を覆い、労働者の生活と権利が削り取られています。私たちの働く職場では、競争と分断が労働者の絆を破壊し、極限的な労働が強要されています。
日本経団連は、経済成長のためなら「格差は当然」と言っており、派遣や契約社員をもっと増やし、何年働いても賃金が上がらない社会、自由に首を切れる社会を望んでいます。ホワイトカラー・エグゼンプションで、残業代をなくし、過労死も自己責任にする社会を望んでいるのです。

愛国心が改革の前提?
安倍政権は、経済界の要求を実現する政策をつくっています。労働者の団結と労働組合を否定して、就業規則で自由に働く条件を変えることのできる労働契約法の制定を狙い、改悪教育基本法で、社会を「愛国主義」で統制することを進めています。
日本経団連の御手洗会長は、「愛国心は改革を徹底していく前提」と「教育改革」を主張し、教育現場や職場に「日の丸・君が代」を押し付けようとしています。
日本経団連と政府は、日本をどんな社会にしようと言うのでしょうか。働くものが虐げられ、社会を愛国主義で支配し、戦争をする社会なのでしょうか。それは、戦前のような暗闇の社会です。

労働組合は労働者の武器
こんな社会を変える力を労働者は持っているはずです。労働組合という組織は、労働者のためにあり、資本や政府のためにあるのではないのです。
日本経団連や政府がすすめる政策の具体的な攻防点は職場です。それは、民間職場であろうと、公共職場であろうと、教育現場であろうと同じです。職場では私たち労働者の方が多数です。職場の団結があれば、攻撃をはね返すことが出来るはずです。

07春闘を労働者の団結でたたかおう
 日本経団連は「もはや一律のベースアップはない」と春闘を否定し、ベア・ゼロを強要しようとしています。07春闘は労働者の生活と権利を、労働組合の団結と力を取り戻す場です。
しかし、単組・職場だけの団結だけでは勝てません。もっと大きな団結が必要です。すべての労働者の団結が必要です。
私たちは07春闘をたたかうために、地域での団結をつくるために、3.6春闘集会を開くことにしました。地域の働く仲間にみなさん。労働組合でたたかっているみなさん。ともに「規制緩和とベア・ゼロ」に対決するためにたたかいましょう。07春闘で反撃しましょう。

イメージ 1

イメージ 2

 消防業界が三位一体改革で混迷しているが、経営の努力だけにたよっていけないと、労働組合として消防行政のあり方について、2月1日に総務省消防庁に要請を行った。
 JAMの組織内議員である津田弥太郎参議院議員に依頼して、総務省消防庁の理事官の方と組合3役で、1時間あまりにわたって意見交換をした。
 消防庁からこれからの消防行政の方向性が話され、組合より入札価格の問題、地方債の起債の問題、消防車の規格統一の問題、消防団の拡充の問題などを提起した。
 消防庁との話し合いの前後には、国会内を見学。厚生労働大臣の「女性は子どもを生む機械」という発言で、野党が欠席のまま開かれた予算委員会の傍聴も行った。与党だけの委員会は、やはり異常であった。
 
 

↑このページのトップヘ