JAM日本機械工業労働組合

あたりまえの労働運動をやってます。

2008年07月

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 09年度の定期大会が7月29日に開催された。いままで、会社の大会議室を使用していたが、会社が業務優先をたてに使用を認めなかったので、食堂での開催となった。
 107人の組合員が食堂の丸イスに座り、大会を始めた。大会の冒頭で本大会で退任する委員長より退任の経過を話し、組合の総団結を訴えた。来賓のJAMシチズン労組委員長、八王子市職労委員長、日機推薦の八王子市議会議員、JAM組織内の福生市議会議員、全労済東京都本部調査役も、委員長の退任を受けて、委員長の功績を称えるあいさつを行った。
 書記長から「この1年間は闘争に次ぐ闘争であった。賃金カットを受けながらも『職場と生活を守ろう』と闘い続けた1年であった。日機においては、賃金カットを受け入れながらも、労働者の誇りを維持し、必死で闘いぬいてきた。倒産という脅しも受けながら、組合員の団結で対峙してきた。この1年間の闘いは、どこにも恥じ入ることのないものであった。日本中で、世界中で労働者は『新自由主義』攻撃にさらされている。低賃金や不安定雇用に追い込まれながらも、労働者としての階級的な団結で反撃に立ち上がっているのだ。日機のこの間の闘いも、世界中の労働者の闘いの中にあるのだ」と、総括が提案され、新自由主義を批判する情勢を語って方針を提起した。
 総括と方針議案の採択後に、決算と予算案が提案され、続いて厚生部事業報告、組合委員改選の承認と進み、委員長の退任を受けての副委員長による代行体制を提起し承認された。
 議案の最後に大会決議とスローガンを採択して無事定期大会を終えた。

大会メッセージ
JAM会長、JAM東京千葉、連合三多摩地協議長、JAM高砂鉄工労働組合、JAM中央電子労働組合、JAM共和電業労働組合、JAMシチズン労働組合、JAM帝国ピストンリング労働組合、JAM東京コスモ計器労働組合、JAM横河電機労働組合、JAM春日電機支部、JAM東京航空計器労働組合、JAM東京千葉国立プレス労働組合、JAM東京千葉昭和飛行機労働組合、JAM新電元工業労働組合、JAM日本開閉器労働組合、JAM東京機械労働組合、JAMフジノン労働組合、国鉄千葉動力車労働組合、UIゼンセン同盟片倉労働組合、西東京バス労働組合、立川バス労働組合、自治労多摩市職員組合、合同労働組合八王子、全駐留軍労働組合東京地区本部、全金本山労働組合、国鉄労働組合小倉地区闘争団NIPPO事業部、参議院議員・津田やたろう、JAM東京千葉・組織内議員一同、全労済東京都本部多摩支所長、中央労働金庫八王子支店長

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 納涼祭2008が7月25日に盛大に開催された。13時から実行委員が猛暑の中、汗だくで作業を行い、予定通り5時から開会。
 副委員長が総合司会となり、「今年は、初心に戻って組合単独開催となった」と開会を宣言し、委員長が乾杯のあいさつを行った。開会後に組合員の家族も続々と集まり、OBも含めて200人が集まった。
 出店は焼きそば、フランクフルト、フライドポテト、やきとり、枝豆だ。もちろん生ビールとジュースは飲み放題である。係長の親睦団体が花火があたるクジを子どもたちのためにも出店をした。また、建設ユニオンが包丁研ぎとまな板削りのサービスも提供してくれた。
 6時ごろに一雨あり、急遽みんなでイスやテーブルを食堂に運びこむ場面あったが、最後まで楽しく納涼祭を行った。

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 6月16日以降、断続的に交渉が持たれた賃金カット復活交渉は、スト前日の30日に最終回答がだされ、7月10日の臨時大会で承認された。
 110人の組合員が結集した臨時大会では、書記長がこの間の経緯を説明した。会社は「継続協議」を求める不誠実な対応に終始し、25日のスト通告をもってようやく真剣に回答をしてきたことを批判し、全組合員の団結した力が、「再考を拒否」する会社に回答を決断させたと評価した。
 そして、賃金カット復活交渉は、資本の論理と真っ向から対立する闘いであり、労働者の「生きる」権利をかけた闘いであり、新自由主義との対決だったと評し、44.5%の賃金カットの解消をもって闘争を終結することを提案した。議案の承認後、闘争委員長が総括答弁を行い、闘争委員会の解散を宣言して臨時大会を無事終えた。
 7月25日には組合主催の納涼祭2008が催され、7月の29日には定期大会が開かれて、新年度が始まる。

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 7月1日から全国労働安全週間が始まったが、日機では1日の総朝礼で委員長が安全へのメッセージを述べ、2日に安全衛生委員会で特別安全パトロールを行った。
 特別安全パトロールは会社側の安全衛生委員長が不在であったが、8班に分かれ、30分ほどの時間をかけて全職場をパトロールした。

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 賃金カットの復活交渉が6月30日に持たれ、労使で激しく対立した。「6月見直し」協定を無視する会社と、6月末決着を主張する組合は、16日以降平行線のままスト前日を向えた。
 会社はスト前日になりようやく回答を示したが、いきなり「最終回答だ」と宣言する態度に組合は反発し、回答受け取りとりを拒否したのだ。組合は「回答の再考」がなければストライキに突入することを通告するが、会社も固辞して撤回をしないため、交渉は22時までかかったが、会社が「再考を前提の交渉再開」を受諾したため交渉を再開。
 回答の上積みと若年層のカット解消の条件を作り、会社回答を受け入れることにした。7月1日に拡大闘争委員会を開き交渉内容を確認し、10日に臨時大会を開催して妥結の結論を出すことにした。

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