JAM日本機械工業労働組合

あたりまえの労働運動をやってます。

2022年03月

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ロシアでの抵抗運動

 ウクライナを侵略するロシアでの抵抗運動は止まらない。3月14日には、ロシアの国営テレビ局でニュース番組の放送中に女性プロデューサーが現れ、キャスターの背後で戦争反対のメッセージを掲げる抗議行動が起きた。

彼女は「ウクライナで起きていることは犯罪で、ロシアは侵略国です。この侵攻の責任は、たった一人、ウラジミール・プーチン氏にあります。私たちは聡明で誇り高いロシア人です。この狂気を止めるのは私たちにかかっています。一緒に抗議しましょう。恐れないで、全員を牢屋に入れることはできません」と訴えて、逮捕された。

 このように、逮捕覚悟での決起は全ロシアで広がり、すでに1万5千人が捕まっている。

戦前の日本では、みんなが沈黙し、戦争に協力したことを考えるとすごいことだ。

 

ウクライナの抵抗運動

 侵略されているウクライナでも抵抗運動は続いている。ロシア軍に占拠された街では、直接軍隊を包囲するデモが起こり、ロシア兵を糾弾する行動が次々と起こっている。

ある街では、進攻したロシア兵に一人で詰め寄り、「ひまわりの種をポケットに入れておけ。あなたが死んだらウクライナでそのひまわりが育つことになるから」と命がけで撤退を訴えた女性もいる。

 

戦争は殺し合い

戦場では、家を焼かれ、家族が殺されているが、ロシアとウクライナは、民族的には兄弟同士であり、国家が分断をつくっているのだ。

 降伏したロシア兵は、「ロシアの皆さんに、とくに兵士の親に言いたいことがあります。子どもたちをウクライナへ行かせないでください」 「戦争なんかいらない。戦争は何の意味もないです」と反戦を訴えている。

ウクライナから出国できない男性たちは、戦場へと駆り出されているが、戦争とは労働同士を殺させる権力者の残虐な行為だ。お互いに家族や友人がおり、戦争を誰も望んでいない。

 

戦争をやめろ!

世界中で「戦争反対」の声が起きているが、それとは逆に、アメリカやEUなどの権力者は、どんどん兵器をウクライナへ送り、戦禍を拡大させている。バイデン政権は、ウクライナへの兵器支援で35億ドル(約4156億円)を決め、日本を含めた各国は、軍事費を増大させて、戦争の準備を進めている。もはや「第3次世界大戦」がささやかれる危険な状態だ。

労働者にとって戦争は悪である。戦争反対の声と運動を大きくしていこう。戦争を止められるのは、私たちなのだ。

 企業業績が悪化する中の春闘は24日の妥結大会を持って終結した。賃上げは賃金構造維持分を確保したが、一時金は過去最低となった。あきらめずに闘った春闘として総括し、組合員に一時帰休の開始を報告した。

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戦争に反対する勇気

 ロシアによるウクライナ侵略は、世界が戦争に向かっていることを否応なしに見せつけた。だが一方で、戦争で殺し合うことを拒否する人々が一斉に「戦争反対」を訴えるデモに立ち上がったのである。

特にロシア国内でのデモと抗議活動は「逮捕覚悟」の決起であり、命がけの反戦闘争となっている。3月6日のロシア国内のデモは74の都市で闘われ、5180人も逮捕されている。 

これは、ロシア国内で数万人規模の反戦デモが起きている事を示している。ロシア政府は「逮捕者を前線に送る」と言い出し、ウクライナ大使館に、献花にむかった子ども達まで逮捕しているありさまだ。

5日にはロシア軍が占拠したヘルソンで2千人が集まり、負傷者を出しながらもロシア兵と対峙した。彼らの勇気に世界は共感しているのだ。

 

戦争を拡大させるな

 世界でロシアとウクライナの労働者民衆と連帯する「戦争反対」の行動が起きているが、アメリカやEUの政治家は「武器供与」と軍拡に動き出し、戦争を煽っている。

日本においては「憲法を破棄して、核武装すべき」「米軍と核兵器を共同運用すべき」という恐るべき戦争推進の声を政治家たちが叫んでいる。「核戦争」を彼らは始める気か。

 

労働者の国際連帯を

 「戦争を止めたい」という思いを軍拡に転化する政治こそ、戦争を引き起こした原因である。やはり、労働者の国際的な団結こそが戦争を止める力である。行動を起こす勇気が必要だ。

 16日の回答は低額であり、従業員の生活を考えないものであった。拡大闘争委員会でも「これでは若い人たちが辞めてしまう」と声が上がり、粘り強い交渉をすることになった。
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企業状況が芳しくないなか、22春闘は3月16日の回答指定日を迎えた。
賃金構造維持分や夏季一時金の確保を求める朝ビラを配布した。

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