学校への「戦争教育」導入を阻むため、民主的な教育を求める教員や生徒、市民は、さまざまな形で抵抗を示した。
式当日へのビラ撒きもその一環であり、とめよう戦争への道!八王子連絡会も山口事務局長(日本機械労組・書記長)を先頭に、八王子の南多摩高校、片倉高校、第二商業高校へ「強制反対」のビラを生徒や教員、保護者に撒いた。各校では校長先生が「ビラを撒くな」「ビラを受け取るな」と脅しをかけてきたが、大勢の仲間ともに数百枚のビラを生徒に渡した。
第二商業高校では、在校生が描いたパネルを校長先生が「神聖な式場にはそぐわない」と校門の外に排除したことを、同校の教員が「一体誰のための卒業式なのか」と怒りを述べていた。
教育への国家の介入は、教科書検定も含め、アジア近隣諸国にも不安を与えている。「反日」デモもその一環である。戦前の教育が始まろうとしている。
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