「つくる会」教科書が採択されるかもしれないと言う危機感から、100人以上の市民が朝の8時から集まり、傍聴行動をおこなった。4年前は横断幕やゼッケンが許されていたが、今年は敷地内では一切禁止となり、行政の硬直的な対応が際立っていた。40人しか傍聴を認められず、残りは別室での音声による傍聴となった。
9時からの教育委員会では順次審議が行われ、歴史教科書は東京書籍に3人、残り2人が別々の教科書を推薦したが、扶桑社の教科書は推薦されなかった様子で、東京書籍に決定した。その瞬間、会場からは拍手とガッツポーズが沸き起こった。公民も帝国書院となり、八王子での「つくる会」教科書採択を阻止した。
八王子での勝利で、東京での採択の焦点は、再審議となった12日の杉並へと移っていった。
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